復職後のリアル

高齢者病棟での入浴介助・全身清拭係の一日は?

こんばんは

今回は、保清・入浴係でのエピソードです。日勤パートだとそれにあたることも多いです。というかそれ専門の人もいました。ナースですが。そういう契約だったのか??入浴介助の日は白衣を脱いで、Tシャツ・ジャージ・ビニールエプロンに長靴の、まるで魚屋さんスタイルで参戦です。

高齢者が大半を占める病棟では、介助で車椅子に乗れる人もいるけれど、寝たきりの人も多く、保清は欠かせません。週2回入浴日、それ以外は全身清拭・陰部洗浄となります。

入浴日は、どの人が入浴できる人か、受け持ちさんに聞き、順番を考えていきます。PEGからの朝食が長引いて終わったばかりの人は遅くしたり、点滴の人はルート挿入部分を濡れないよう生食ロックして保護テープ等でまとめておいてもらったり、外来でのレントゲン撮影など予定のある人はどうするかなど、受け持ちさんと相談します。そうこうして順番が決まったら、自力で入浴できる人は小さいほうの浴室で順に入浴してもらいます。

寝たきりの人は、保清係と看護助手さんとで特別浴室に行きます。寒いときは浴室を暖めておきます。

スライディングボードという移乗用のすべりのいい板を背中に敷き(これも昔はなかったね!便利になった)、それで入浴用のベッドに移動させてから、浴室に移動します。酸素のいる人はボンベも積んでいきます。SpO2モニターも持って。

このベッド(電動シャワートロリーといったかな?)がほんと優れモノで、ベッド枠が上下して、ベッドに患者さんを移動させたら、楕円形のベッド枠を電動で上げ、船形にします。電動で優れモノだけに重たいベッド(100万円くらいすると聞きました!)ですが、なんとか動かして別階の特別浴室まで運びます。

浴室ではそのベッドが、そのままバスタブになります。シャワー温度を確認して、看護助手さんと二人で介助します。頭側を洗う人、体側を洗う人、に役割分担。午前中の間に、船形バスでの入浴を済ませないとなりません。ひとりにつき10分を目指します。それでもエレベーターでの待ちや移動や部屋での移乗や着替えも含めるとトータル20分くらいはかかります。

やはり週2回程度の入浴では、清拭してても垢もつきますね。あたたまると、垢とりが気になってる間にお通じ出ちゃうこともあり・・・。この船形ベッドはもちろん排水ホースもついているので、そこから流せます。洗浄が済んだら排水して、またシャワー二つでお湯をかけながらバスタブに湯をためてほんのひととき入浴です。ゆっくりさせてあげたいところですが・・・。

気管切開(数年たってる)の人もいて、洗うのにすごく神経使います。枕高めにして、洗っていきます。特別浴室に吸引器がないってこわい~。胃ろうの人はそのまま洗うし、小さい褥瘡のひとも保護テープもなくそのまま入浴でした。驚きましたけど。今はアリなんですよね。時代の違いをまた感じる一瞬でした。

全身拭きあげて、おむつを履かせてタオルケットをかけて病棟へ戻ります。気持ちよかったと言ってもらえると、やりがいを感じます。

部屋に帰って移乗させて着替えさせたら、次に行きたいのに、受け持ちさんがいないとドライヤーかけもして。臨機応変とはいえ、押してる時間を考えるといらっとしたりして~。

次は車椅子のかたの入浴介助。というよりシャワー浴になるのですが。特別浴室に備え付けのシャワー椅子に移乗させて、シャワー開始です。まだ、自分で上半身だけでも洗える人の場合、できないところのお手伝いをします。シャンプーはこちらでしますね。これも数人して、最後、全身清拭の人のところにまわります。シャンプー台でシャンプーのみ希望の人もいて、それもやります。

全部終わると、結構な肉体労働でどっと疲れが。勤務時間中は保清に明け暮れますが、おわると達成感がありますね。嫌いじゃなかったな~、保清係。これが毎日じゃしんどいですが。

まとめ

入浴係は段取りが大事。朝の申し送りももれなく聞いて、患者さんの状態をざっくり把握。順番きめに活かす。受け持ちと連絡を取って、順番を決める・入浴前後の準備をしっかりやっといてもらう。終われば達成感が待っている~。