こんにちは!
先日は、PTA役員決めについて書きましたが、それをたどってきてくださる方も割といらっしゃいました。子どもの保護者やってるとついてまわる「役員」は場所を問わず、永遠のテーマなのか?!
今回は子ども会会長をやった時のことを書きたいと思います。
目次
1.子ども会会長はなにをするのか
2.「地味目・控えめ・リーダーなんてしたことない」でもできるのか
3.どこから手を付ければいいのか?
4.メンタルの保ち方
5.早め早めに手を打つ
6.リーダーシップって
7.終わりに・・会長はしんどいだけなのか?
1.子ども会会長は何をするのか?
私はこの7年の間に、子ども会・平役員(4役以外)、子ども会会長、子ども会副会長、PTA広報委員、PTA文化交流委員などをしていました。
基本、任意だしね、やらなくてもいい空気感があればやらないでしょうが、こどもといういわば人質?もいるわけですから、地域でそこの人たちと気分よく暮らしていきたいならやるしかないか!というところでした。入るは入らないのメリットデメリット天秤にかけての入会です。
途中で引っ越ししたので、二つの子ども会を経験しています。どちらも少子高齢化の一途の地域です。子ども会は特に、地域の色がすごく出るので、ほかの地域では違うかもしれませんが、「会長に当たってしまった、どうしよう!」という方に、参考までに、子ども会会長の仕事を書きたいと思います。会長をした時の子ども会では、各地域の子ども会同士が連携して行事を行う「子ども会連合」はなかったので、連合込みのところはもっと増えるかもしれません。
1.子ども会運営関連
①定例会議題作成、会議の進行、他役員の意見とりまとめ
②子ども会行事の準備・進捗状況チェック
③役割分担を決め、割り振る
④子ども会会員へお手伝い要請・広報係と連携
⑤各行事での実働
2.町内会関連会合への出席・子ども会への橋渡し
①町内会定例会月1回出席
②町内会総会に出席
③町内会と連携して行う行事(例大祭など)の準備会合に出席
④市民運動会関連会合への出席
⑤新年賀詞交換会に出席
など、なんやかんやで年間30日くらいは出席していました。
いろいろと「ご挨拶」として人前でしゃべる機会があるので、前もって考えときましょう。
3.事務仕事
①.市の補助金申請書類作成・提出、年度末には活動実績報告書作成
②アルミ缶など廃品回収の種類作成
③焼き芋会など行う場合、消防署へ必要書類作成し提出
④子ども会の銀行口座の代表者変更手続き(毎年会長が変わるたび)
2.「地味目・控えめ・リーダーなんてやったことない」でもできるのか?
まさに私のことですが、クジで当たったとかだと、他にもいらっしゃるのでは?
当時は2年生の保護者が役員になるというルールがありまして、その年の役員は4名でした!会員50人弱、35世帯くらいの団体でしたが。
4名ともこどもは第1子で、役員経験なし、私以外みなフルで仕事をしていたので、私が会長をすることにしました。
当時、こどもは地元の小学校には通っていなかったのですが、会長をすれば、子どもも地元に友達もできていいかなと思ったりして。こちらの都合も言いやすいし、ってな感じで。
ほぼ4名ともほぼ初対面みたいなもので、どうなることやらと思いながらもやってみました。結果だけ先に言うと、なんとかなりました!やりきれました。
要は段取りなので、いつまでに何をする必要があるのかをリストアップして、それを割り振って、やっていく。のくりかえし。行事の実働を会長が全部する必要はないので、段取り考えて伝えたら、お任せする。
地域での顔の広さがパワーみたいな世界なので、新参者にはとても不利なのですが、
ちゃんと段取り踏んで皆さんの力を借りれば、なんとかまわります!コミュ力がある人なら、「顔の広いパワー」のある人の力を借りて、ことをすすめると、さらにうまく回ります。
3.どこから手を付ければいいのか?
①まずは役員同士の連絡が取りやすいようにツールを使う。メールよりLINEがおすすめ。グループラインを作る。
やり取りの一覧性の点でメールよりLINE.既読もわかるし。
②会員への連絡手段も効率のいいものへ変える。
なんせ回覧板+メールでしたからね。板を運びに行くタイムラグ、メールの集計とかめんどう!!
で、導入したのが「らくらく連絡網」でした。無料メーリングリスト。
1通送るだけで、登録している会員全員に送れるし、出欠の返信も自動集計。超助かりました。台風でお祭りが無しになったとか、ぎりぎりで決まった時も、らくらく連絡網で一括送信。マンパワー不足でもツールをうまく使うって生き抜く手段だわと思いました。
③前任者からひたすら情報収集
会員でボス的な注意すべき人と対応方法、町内会で注意すべき人と対応方法
年間行事と準備などなど。
④年間行事と準備を書き出し、枝分かれしてくる仕事もリストアップする。
⑤会長の仕事は年間でこれこれこういうことがあるから、行事の実働などすべてはできないので協力してほしいと、初めにほかの役員に知らせて協力をお願いしておく
⑥④から出た仕事を考慮し、子ども会役員会議の議題を考えて事前に役員に知らせておき、考えておいてもらう。
⑥必要であれば、町内会役員にもたのみ動いてもらう。
こんな感じでしょうか。
4.メンタルの保ち方
会長だなんて、リーダシップを取ったことがない、人に指示したことがない、割り振り方がわからない、人に仕事を頼むのが悪い気がする、知らない人ばかり、町内にも有力者とのコネがない・・・まぁ、何も適性がない気がする・・・。
と、いうようなことを私も思っておりました。でも、あたってしまったら、やるしかない!
段取り見通して、振るべき仕事がリストアップできたら、それをそのまま提示して、そこからどれか取っていって~なスタイルで割り振り決めることにしました。
誰が何が得意かわかりませんしね、得意な人に振るのが効率的だと思いますが、わからない時点では次善の策かと。
初めのころはぎくしゃくしますが、行事がちゃんと回る様、子どもが楽しめるようとがんばっていると、割と率先して協力してくれるようになります。
町内会のおじさんたちのほうが大変です。うまく甘えることが上手なタイプが、おじ様たちを転がす・・いや動いてもらえるんでしょうね。自分がそれはできないタイプなので、得意な人に口をきいてもらうことにしました。
あんまりがんばりすぎると、夜中に知らずに歯を食いしばって、朝に口があかない顎関節症?になりますよ(私)。逆流性食道炎になってパリエットを飲むことになりますよ、え~8週間しか飲めないのとかいいながら(私)。
ママ友やら、昔からの友達とかにしゃべるとか、おいしいものを食べるとか、きれいなものをみるとか、洗濯を考えずいい入浴剤を使うとか、お笑いを見るとか、自分が癒されることをしましょう!足のマッサージとかしてもらうのもいいですよ。
5.早め早めに手を打つ
行事はとにかく段取りなので、年間の見通しができたら、早め早めに動きましょう。
同時並行で準備を進めないといけないものも出てくるので、なおのこと。
みんな働いているので、会議日程や行事日程は早めに決めて知らせておく。するとお手伝いできる人も確保できます。後手に回ると人手がなくなり、どんどんしんどくなります。
やってもらう仕事も早めに伝えておく。時々進捗状況もチェックするためのメッセージを送っとく。
とても大事です。
6.結局リーダシップって
リーダシップ・・この小難しいもの。結局、いったいなんなのさとよく思っていました。
当時、テレビで映画「のぼうの城」をやっていましてね。こういうリーダーってありなんだと思いました。リーダーってすごいできる人で、ぐいぐい周りを引っ張っていく人というイメージだったので、野村萬斎さん演じる殿様は、そのイメージを覆しました。
のぼうとは「でくのぼう」のこと。この殿様はまぁ実力的にはとても頼りなく、大丈夫かと思う人なんですが、領民にも優しい人柄の良さと誇りがあって、周りの人が「俺がなんとかしなきゃ」と思って動いてしまうわけです。
結果、組織が指示待ちではなく、自主的に動く人間で構成された組織となり強くなり、その組織の目指す結果も出せていくわけです。リーダーがもたらす結果で最上なのはこれじゃないかと思いました。
ということは、完璧でなくてもいいやんか!ととっても肩の荷が下りたというか。あ、もちろん愛すべき人柄が要るんですけれども。もちろん、いいとこどりの解釈ですけれども(笑)
ま、そんなとこです。頼める人もいると、気負いすぎずにやりましょう。
7.終わりに・・・会長はしんどいだけなのか?
一年間、走り抜けると、しんどかったけど、いい社会勉強というか経験だったと思います。2回やろうとは思わないけどね。でも2回目の方が楽にできそうだけど。
町内の知り合いも増えたし、こどもも友達増えたし、今となっては役員で過ごした人達は、いい友人です!あとあとその人脈で助かったこともありました。
どんなに悲惨な夜勤(急変あり、緊急入院あり、ステルベンありなど)でも、明けない夜はない!朝は必ず来た!
粛々とできることをやっていけば、いい経験にしていけます。
大丈夫、なんとかなるもんですよ。