新職場にたどり着くまで

職場探し・施設見学~有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など

さて、研修なんぞも受けつつ、ちょこちょこ行っていたのが、施設見学

あわただしくないペースでできるところとは、どんなものか見に行きました。

介護施設フェアに行った際、感じが良かったところに見学予約を取り、行ってまいりました。

有料老人ホーム見学

居室数100くらいだったかなと思います。看護師は日勤帯のみで2人。オンコールなし。

自立している方から介護の必要な方までの受入れとのことでしたが、自立している人の方が多かった印象。

看護師がやっている仕事は、まとめると、各お部屋をたずねてバイタルチェック、内服管理、医師との連絡調整、レクリエーションも一緒にやるときがある、食事介助もするときがある、介護士さんからの声にこたえて動くこともあり、という内容でした。

医療の受入れは応相談で

インシュリン投与、ストーマ、胃ろう、鼻腔経管栄養、痰吸引、気管切開、在宅酸素、バルーンカテーテル留置、褥瘡、ALSとありましたが、そこまで重い様子の方は見受けられませんでした。そういう方の居室まで見学させなかったということか??でもそういう方々を看る可能性があるわけで、これは経験不足で対応難しいなと思いました。

でもそこで働いている看護師の方も、「ブランク明けで私でも出来ている。のちのち病棟で働きたいという人は、向かないかと。医療行為がほとんどないから。そこが不安な人は辞めていっている」とおっしゃってました。

特別養護老人ホームはどんなん?

在宅での生活が困難になった要介護の高齢者が入居できる公的な「介護保険施設」の1つです。要介護3~5の人が、介護や生活支援を受けながら長く暮らす施設。「特養」とよばれています。身体介護を中心とした自立支援がサービス内容。終身利用で、終の棲家というものですね。

民間運営の有料老人ホーム等に比べ低料金で、入居待機者が多い。入居要件が厳しくなり、待機状況は地域差が大きくなっているようです。私が行ったところは

居室数70 日勤帯 看護師4人(各フロアに1~2人。年代は50代くらいが多かった) 介護職45人ほど

看護師の仕事内容は、ほぼ同上。

とくに内服薬の管理が大変そうな印象でした。隣に母体となる病院があるので、そこからお薬も1回分ワンパッケージで届くようですが、数が多く、看護師も少ないので、看護師二人同時に居てダブルチェックというのはできず、準備する人、配布する人の時間差でチェックするという感じでした。

介護老人保健施設 3軒ほど見学

介護を受けながらリハビリをして在宅復帰を目指す施設。要介護1~5。原則3か月~6か月利用。

医療的ケアとリハビリ中心。病院と老人ホームの中間のような施設。リハビリ設備が充実。

特養より医療従事者の配置が多い。

看護師はこれまた50歳代な印象。各フロア2人くらい。

1軒目は、利用者さんが皆、車椅子で、日中はデイルームというテレビのある広い部屋に、みなさん連れていかれるんですね。でも、あれだけの数の人がいるのに、皆、一様にだまったままぼーっとした様子で、なかには数人テレビに目をやったりしているんですが、基本とても静か。起きてるー??大丈夫ー?・・・ふと目をやると、ずらりとならぶ胃ろう用のボトルの光景。お風呂の時間帯には、まるで羊飼いのように、車椅子の人々を引率してお風呂場に連れていく様子も見られました・・・。スタッフも黙々と仕事しているような・・・。結構、私としては衝撃的で・・・。これだけ活気がないと、高齢者施設、無理かもと思ったり。老健て、在宅に向けてもうちょっとリハビリなどしてそうなイメージだったけど??いや、ここがこうなだけで、他は違うかも、と思い、また検索。今度は在宅強化型というのを見に行きました。医療もそこそこあり、看護スタッフも4~5人はいて聞くことができ、ゆっくりめにできそうで適度に活気のある所をみたいなと。

在宅強化型というのは、当時は在宅復帰率50パーセント以上、ベッド回転率10%以上というくくりでした。

今は、2018.4月の介護報酬改定で5つに区分が変更されました。超強化型、在宅強化型、加算型、基本型、その他。編成を変えた背景には、“在宅復帰・在宅療養の支援”という老健の役割をさらに明確化し、きめ細かく評価したい国の狙いがあるようです。

新たな類型では、大きく5つの項目に基づき多様な要件を設定。最大の特徴は、そのうちのひとつに“ポイント制”を導入した点だそうです。具体的には「在宅復帰・在宅療養支援等指標」で、在宅復帰率やベッド回転率、入所前後・退所前後の訪問指導割合などについて自施設の状況を点数化。これに「退所時指導等」や「リハビリテーションマネジメント」など、ほかの4つの項目の要件に応じて老健のタイプが決まるとのこと。
厚生労働省~平成30年度介護報酬改定における各サービスごとの改定事項について P222

在宅強化型ならもうちょっと活気もあるかなと思い、見に行ってみました。

地域密着の200床ほどの総合病院に併設された老健で、連絡を取って見学に行ったのですが・・・。

看護部長が、とても感じのいい方で、話しているうちに「老健は判断が重くておすすめできないわ。ブランク明けなら、病棟で経験積んでからのほうがいいわよ。老健よりスタッフ数がいるし、クリニックなどより、ゆっくり教えてもらえるわよ。小学生のお子さんがいて、ブランク10年のひとも病棟で日勤パートで働けているわよ。病棟も見に行ってみない?」ってな話になり、あれよあれよで病棟も見学となりました。はい、うまく乗せられましたでしょうか?

30代~50代ママさんナースが多く(これ大きいです。もうひとつ総合病院も見に行き20~30代独身ナースが多いところも見学しましたが、空気感が違います。ああいうところにブランク明けで入ったら肩身が余計狭そう)、わりとおだやかそうな空気感。10年ブランクの40歳くらいの人も、病棟スタッフによく教えてもらって、何とかやってます~との笑顔。日勤で6時間くらいのパートなんだとか。ということは15時帰りもできるの?え~、いまって病棟でもそんな働き方もありなの??って思いました。中途にプリセプターさんもつくなんて?え~、ひょっとして私もできる??なんて。

病棟に続き、老健もさらっと見学させてもらいました。やはり、前に見た老健より活気がありました。やっぱり施設によるんですね。在宅復帰に向けて動いてる感じがしましたね。けれど、おまけのように見学だったので、看護師の仕事の説明がなかったような。・・・やはり手のひらに乗せられてましたね~。

まとめ

転職エージェントによくすすめられる高齢者施設。やはり自分の目で見に行くべしですね。

介護職に対して看護職は人数が少ないので、いざ求められたとき、適切に判断できるか、言えるかというのも大きい職場ですね。やはりブランク明けでは精神的にしんどいかも、というのが感想でした。

また老健などではさまざまな医療処置の必要な方も看る可能性があるので、それらの処置(第1回療養病床の在り方等に関する特別部会 資料一部改変)P45も経験しておかないと怖いなと思います。これらも復職支援研修で十分練習させてくれたらいいんですけどね!また、どうしても現場で教えてもらわねばならないシーンも多いと思われるので、どんなスタッフがいそうか雰囲気もよくみておかないと困るだろうなと思いました。看護職が少ないからこそ、気があいそうかどうか、ダブルチェックなどの医療安全関係の仕組みができあがっているかも聞いておかないと怖いかなと思いました。あと、医師も連絡しやすいかも大事ですよね。聞きづらい医師だと困りますよね~。よくあるけど。